太陽光発電を始める第一歩の見積もり依頼ですが、いざ依頼するとなると必要な準備があるのか気になりますよね。
実際、見積もりしてもらうだけとはいえ、先に用意しておいた方がいいものはあります。
具体的には家の設計図面などになりますが、現地調査などで設置会社が来る前に用意しておくと、見積もりを貰うのもスムーズです。
見積もり前に困らないようにも、必要なものはしっかり確認しておきましょう。
今回は太陽光発電の「見積もり依頼をする前に準備しておきたいもの」を紹介していきます。
太陽光発電の見積もり方法は?
まず、太陽光発電の見積もりを貰う場合ですが、基本的には次の2つの方法があります。
太陽光発電の見積もり方法
- メールや電話での簡易見積もり
- 現地調査をしての訪問見積もり
手軽さを考えるとメールや電話ですが、それだと実際の見積もりとは大きく違ってくる可能性もあります。
実用的な見積もりが欲しい場合は、現地調査をしないと正確な見積もりにならないので、面倒でも各会社に訪問してもらいましょう。
メールや電話での簡易見積もり
「大体でもどれぐらいの費用が掛かるのか知りたい」という場合には、メールや電話で見積もりを貰うこともできます。
先ほど書いたように、伝える情報によって正確さも変わってくるので、実際のものとは内容が違う場合が多くなります。
例えば、貰った見積もりで納得できない時に、一括見積もりサイトなどで相場を知るという使い方はありだと思います。
簡易見積もりでの準備
メールや電話での見積もり依頼前に準備しておきたいのは、次の3つです。
簡易見積もりでの準備
- 家の設計図面
- 屋根の形状などの情報
- 他社での見積書
基本的には、設置する屋根の広さや形状、向いている方角などの情報があれば、一旦の見積もりは貰えます。
なので、準備するのは提出する書類というよりも、設置する屋根の情報を伝えるという形になります。
最低限、自宅の屋根の種類や方角はしっかりと伝えられるように調べておきましょう。
簡易な見積もりはおすすめできない
この見積もりは1つの見積もり方法ではあるものの、メール・電話での簡易な見積もりはおすすめできないです。
実際、自宅の屋根におくパネル量の目安や屋根の形状の詳細などは、細かく伝えられるほど知っている人の方が少ないと思います。
そこをがんばって調べて見積もりの精度を上げるよりは、1社1~2時間でも何社かに調べてもらって見積もりを貰う方がおそらく楽です。
なので、できれば初めから各社に現地調査してもらうのをおすすめします。
現地調査をしての訪問見積もり
設置会社に実際に訪問してもらい、屋根や配線などを調査してから見積もりを貰う形になります。
すでに太陽光発電を始める気がある場合は、最初から現地調査してもらった方がいいでしょう。
図面などの資料だけではわからない部分(工事する時の足場関係など)が、現地調査をすることでわかってくることは多いです。
なので、先に現地調査することで、あとで見積もりが大きく変わるということがなくなってきます。
現地調査をしないとわからない部分として、僕の家の場合は屋根の端に影が微妙にかかるので、効率を考えて端まで設置せずに少しゆとりを持って設置した方がいいなどがありました。
訪問見積もりでの準備
僕の場合は、現地調査をしての見積もりでは、次の準備が必要でした。
訪問見積もりでの準備
- 家の設計図面のコピーを用意
- 点検口の位置を把握しておく
- 電気料金の明細書
先に用意しておいた方がいいものは、会社から訪問前に連絡があると思いますが、特になかった場合は今回紹介するものを参考にしてください。
準備したことは何に必要?
現地調査での見積もりの場合は、実際に書類を渡したり、家の中に入ったりがあるので不安な部分もあると思います。
なので、準備したことが何に必要なのかも紹介しておきます。
家の設計図面のコピーを用意
家の設計図面については、屋根の向きやどこから配線を通すかなどを円滑に調べるためなどに使われます。
屋根の面積などを把握するのにも使用しますが、結局は現地調査で実際に計測するので、あくまでスムーズに調査するためのようでした。
もし、現地調査の際に屋根の計測をしないで、設計図面だけで見積もりを出している会社がある場合は、断った方がいいかもしれません。
点検口の位置を確認
点検口については、図面でもわかるのですが予め確認しておきましょう。
上の写真はお風呂にあった点検口ですが、現地調査の前は見落としてしまっていました。
そのため、実際にみてもらった時は微妙に汚れていて、少し恥ずかしい思いをしました…。
ここの調査は配線関係の確認などで、家の中に分電盤をつけるのにケーブルが通るのかなどチェックをします。
電気料金の明細書
電気料金の明細書があることで、「どの会社との電気契約か」「どんな電気を使用しているか」などがわかります。
また、電気料金の明細書は、調査が終わってからの契約時にも、売電契約やFITの申請などにも必要です。
あと、シミュレーションをだしてもらう際に、年間の平均電気代を伝えるのにも使用します。
最近は紙の明細書ではなくて、ネットでログインして確認するタイプも多いのでしっかりと確認しておきましょう。
ちなみに僕の家では、電気料金をみるためのログインパスワードを忘れていて一苦労ありました。
見積もりはスムーズに進めていこう
複数の会社に見積もりをしてもらうのは、時間もかかるし面倒です。
しかも、訪問・現地調査となってくると、休日が半日~1日なくなってしまいます。
そう思うと、メールや電話の方が楽だと思えてきますよね。
ただ、メールや電話で見積もりを貰っても、結局は改めて現地調査をすることになります。
だからこそ、太陽光発電を始めたいという場合は、初めから現地調査で依頼しましょう。
必要なものの用意ができていれば、現地調査の時に自分達は特に何をするわけでもありません。
スムーズに見積もりをしてもらえるように、今回紹介したことはしっかりと準備しておきましょう。