太陽光発電って、自宅につけると「生活費が節約できてお得になる!」と思いますよね。
実際に僕の場合も月々8000円ほどの節約ができています。
ただ、すべての家でお得になるかというと、そういうわけでもありません。
太陽光パネルを設置したけど、損してしまったという事にならないように、しっかりと注意が必要です。
そこで今回は太陽光発電に向いていない家を紹介していきます。
太陽光発電は必ずお得になるわけではない
僕もそうですが、「太陽光発電を始めたらお得になった!」という人は結構多いと思います。
そして、ネットなどで調べていると、「そんなの嘘だ。自分は損してる!」という意見もあったりします。
みればみるほど「どっちが本当なの?」となりますよね。
答えはおそらく、「どっちも本当」なんだと思います。
つまり、人によって得をしたり、損をしたりするということです。
お得になるためには
太陽光発電でお得になるための考え方ですが、まずはどうしたら生活が楽になるかを考えます。
それは「支出が減ること」と「収入が増えること」ですよね。
この考え方は太陽光発電でも同じなので、お得にするには次の2つができている必要があります。
太陽光発電をお得にするポイント
- 太陽光パネルの設置費用が安いこと(支出が減る)
- 太陽光の発電量が多いこと(収入が増える)
設置費用については、設置会社とのやりとりしだいで決まってきます。
できるだけ安い(内容もしっかりしている)会社に依頼できれば、満足いく結果になるでしょう。
ここを抑えておけば大丈夫!複数社から設置会社を選ぶ4つのポイント
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発電量については、家を建てた場所や屋根の状況などによって変わってくるので、後で変えられるものではなかったりします。
太陽光での発電量が少ない環境であれば、売電による収入が減るので、もちろんお得になるはずもありません。
だからこそ、太陽光パネルの設置を始める前に、太陽光発電に適している家なのかを確認することが必要です。
太陽光発電に向いていない家
それでは、具体的にどんな家が太陽光発電に向いていないのか紹介していきます。
先ほど挙げたように、太陽光の発電量が少ない家は収入が少なくなるので、太陽光発電に向いていないです。
では、太陽光の発電量が少ない家がどんな家かというと次のような家になります。
こんな家なら要注意
- 太陽の光が当たりにくい家
- 特殊地域にある家
- 築年数が長い家
- 引っ越しの多い家庭の家
これらに合致している場合は、少しならお得になる可能性もありますが、お得にならない可能性の方が高いです。
ただ、それぞれの程度によっては、特に問題ない場合もあるので一度見積もり問い合わせしてみてもいいと思います。
太陽の光が当たりにくい家
当然ですが、屋根に設置した太陽光パネルに太陽光が当たらなければ発電はされません。
太陽光が当たりにくい状態だと、それだけで収入が減ってくるというわけです。
太陽光が当たりにくい家は大体こんな家になります。
- 周りの家や屋根の形などで屋根に影が多い
- 北側への片流れの屋根の家
- 落ち葉や鳥の糞が屋根に落ちてきやすい家
多少の影は大丈夫かも?
ぶっちゃけ僕の家の場合は、下記の通り影のできる屋根の形です。
なので、端の部分がなければパネルも増やして、今よりもさらに発電量が伸びていたと思います。
とはいえ、真ん中に寄せて適量を設置したことで、少し影ができる時間があるものの、朝夕の少しの時間だけなこともあり大きな影響はなかったです。
なので、1つぐらいだと大丈夫だと思いますが、条件が全部そろっているなら少し厳しいかも知れません。
特殊地域にある家
特殊地域というと大変な場所っぽい言い方ですが、簡単にいうと「塩害」・「積雪」・「強風」などで、家(屋根のパネル)に影響を与えやすい地域のことになります。
それぞれの地域では、架台などで対策ができる場合もありますが、危険だったり、太陽光パネルの破損がしやすかったりで、基本的には設置するのはやめておいた方がよさそうです。
もし、設置する場合は保険や保証は必須です。
-
設置前の注意点!保険や保証をしっかり確認しよう
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ただ、これも程度の差があるので、そこまで被害はなさそうな場合は、一度設置会社に相談してみてもいいと思います。
その場合は、怪しい会社に騙されないように複数社に聞いた方がいいでしょう。
築年数が長い家
築年数が長い家の場合、発電量に関しては特に問題はないと思います。
それでは、なぜ向いていないのかというと、屋根の耐久性の問題があるからです。
例えば、築15年ほどの家に太陽光パネルを設置した場合は?
築15年ほどの家に太陽光パネルを設置した場合、設置から5年ほど経った頃に、一度取り外して、もう一度取りつけるという工事が必要になる可能性があります。
なぜかというと、築20年も経ってくると耐用年数の長い屋根素材でもメンテナンスをした方がいい頃合いになるからです。
もちろん工事も無料ではないので、お得になるどころか損する可能性もでてきてしまいますよね。
古い家の場合は、設置前に屋根状態の確認(メンテナンスはいつ必要か)はしっかりとしておきましょう。
引っ越しの多い家庭の家
最後に引っ越しの多い家庭の場合です。(もはや家ではないですが…)
そもそも引っ越しが多い時点で自宅に太陽光パネルを設置することも少ないと思いますが、その家をどうするのか次第で損する場合もあります。
例えば、設置した3年後に家を売るという場合、売却時にプラス要素になったとしても、設置費用も考えた利益としてはマイナスになることの方が多いでしょう。
ただ、家を別荘的な扱いで所持しておく場合は、事業用に大きな容量を載せて全額売電することで、プラスになる場合もあると思います。
引っ越しが多い場合は、手間暇とかを考えると、基本的には設置しない方が無難ですね。
お得になる場合だけ太陽光発電を考えよう
上記のように、太陽光発電を始めても損をすることもあります。
それでは太陽光発電は考えない方がいいのかというと、そういうわけでもないです。
僕もそうですが、太陽光発電を始めてお得になっている人は結構います。
結局のところ、なんにでも「合う」・「合わない」があるので、今回挙げた条件が当てはまらない家は、むしろ「お得になる可能性が高い」という事です。
あとは見積もりを安く抑えられると、基本的には損することはないと思います。
しっかり考えて、お得になりそうな場合は、太陽光発電を検討してみてください。