自宅に太陽光パネルの設置を考えている人が気になるのは、ずばり節約効果があるかどうかではないでしょうか。
僕も設置前には、いろいろ調べたものの本当にお得になるのか不安でいっぱいでした。
というのも、設置費用や売電額などが個別に書いてある情報はあるけど、全体の収支として得か損かが曖昧な情報ばかりだからです。
そんなわけで、無いなら僕が紹介しますという事で「実際の我が家の収支」を公開します。
正直、一般家庭でのリアルな節約効果なので、太陽光発電を始めるか迷っている人には、かなり参考になると思います。
太陽光発電を設置した節約効果は?
さっそくですが、我が家の太陽光発電での収支は、平均すると月約7,000円のプラス収支になります。
節約効果は十分どころか、むしろ使えるお金が増えてる状態ですね。
ここでの収支の考え方は、「売電額」+「節約できた電気代」-「設置費用」=「収支」と考えています。
つまり、太陽光発電で「出ていくお金」と「入ってくるお金」をすべて合わせた金額が収支になります。
設置後1年間の収支
売電額 (プラス) | 節約できた電気代 (プラス) | 設置費用 (マイナス) | 収支合計 |
---|---|---|---|
135,998円 | 53,452円 | 103,200円 | +86,250円 |
我が家では、現時点で1ヶ月の平均が、
「11,300円(売電)」+「4,450円(浮いた電気代)」-「8600円(設置費用)」
で、「月に7,150円」のプラス収支
という計算になります。
この年の梅雨が長かったり、夏の猛暑があったりで夏前後が少し少なめになっちゃいました。
また、年単位で考えると、1年で10万円近くの不労所得があるということで、かなり嬉しい状態です。
自宅用の太陽光発電でも、リスクの少ない投資のようなものと考えてもいいかも知れません。
節約効果の詳細について
ここで全部の写真なども載せると長くなるので、それぞれの詳細については、下記の各記事を参考にしてください。
売電価格について
電気を売る売電について、実際モニター写真とともに公開しています。
売電額はどれくらい?5.5kwの太陽光パネルでの実例を公開
続きを見る
電気代の節約について
設置前と設置後の電気代を比べて、いくら節約できたかを紹介しています。
-
太陽光発電で本当に安くなる?月々の電気代の節約効果
続きを見る
設置費用を抑え方について
一括見積もりサイトを利用することで、設置費用がどれだけかわったかを紹介しています。
-
太陽光発電の設置に見積もりは必須!おすすめの一括見積もりサイトを紹介
続きを見る
ゼロキューブに設置した太陽光発電のスペック
次に先ほどの節約効果があった太陽光発電のスペックを紹介します。
実際、ここがわかっていないと、何の参考にもならないと思います。
実際のスペック
田舎の一軒家である我が家の太陽光パネルの設置スペックは次の通り。
我が家の太陽光発電のスペック
- ゼロキューブ(四角い箱型の建物)
- 南東向きで傾斜の小さい屋根(ガルバニウム葺き)
- 太陽光パネル5.5kw(カナディアンソーラー)
- 設置費用103万(10年ローン込)
- 売電単価24円(2029年末まで)
- 月々の電気代は平均1万2千円(設置前)
- オール電化
- 新築後5年目に設置
いわゆる一般的な自宅に太陽光パネルを取り付けたという感じです。
売電単価や設置費用は、どちらも年々下がっているので、あくまで費用対効果の参考にしてくだい。
スペックに合わせたシミュレーション
このようなスペックで、見積もりの時にもらったシミュレーションでは、電気代が30年後で500万円が300万円弱に減っているという計算でした。
実際には月1万円以上かかっていた電気代が設置費用を入れても3000円ほどになるので、30年後でも150万円ぐらいになるかも知れないです。
つまり、一般的な田舎の家に太陽光パネルを設置すると、30年で300万円以上の節約ができる可能性があるということになります。
太陽光発電の収支はプラスになる
太陽光発電での実際のリアルな収支を紹介しましたが、今回みてもらった通り、普通に収支はプラスになります。
「設置する家の条件が悪い」や「設置費用が高い」などでなければ、ほとんどの家で僕と同じようにかなりの電気代の節約ができると思います。
あと、収支以外でも夏の遮光効果や子供の環境学習、災害での停電対策としても期待できるので、基本的にはお得です。
とはいえ、実際に太陽光発電を始めるのは不安という人は、設置している知り合いに話を聞いてみましょう。
少なくとも僕の周りには、損したという人はいなかったので、迷っている場合は後押ししてくれると思います。
僕が契約したのも、調べた上で友人達の話を聞いてみて、「災害時の保険にもなるし、それなら早めにやった方が得だからやってみよう」と思ったからです。
太陽光発電は我が家の家計の中で、今では不労所得の1つになっているぐらいなので、ぜひ設置を検討してみてください。