会社から見積もりを貰って納得するといざ契約に進んでいきます。
ただ、契約する前にもう一度見積もりがお得かどうか確認しておきましょう。
僕も初めの会社で見積もりを貰った時点で「契約してもいいかな」と思ってしまってました。
ただ、今考えると見積もりを確認したことで、結果的に数十万円もお得になりましたので、本当に確認は大事だと思います。
今回の内容もぜひ参考にして、貰った見積もりがお得かどうかの再確認をしてみてください。
会社によって見積もりの項目内容が違う?
結論からいうと、会社によって項目内容もそれぞれの金額も全然違ってきます。
なので、設置費用としては合計金額だけの比較をするだけでOKです。
だから、数社からの見積もりの比較は重要ですが、項目ごとの比較は必要ありません。
また、個人的には、100万円以上の値引きでお得感をだしてくる会社は信用しない方がいいと思います。
必ず確認しておきたいポイント
項目ごとの金額の比較は必要ないといったものの、項目の有無の比較は必要です。
どういうことかというと、貰った見積もりに「他の会社には書いてあるサービスが含まれているかどうか」の確認になります。
もちろん安いほど嬉しいですが、先に確認しておかないと、他社では標準のサービスが実は入ってなかったという事になりかねません。
なんでもそうですが、買う側も調べることは重要です。
基本的な見積もり項目
まず、基本的にどの会社でも記載されているだろう項目は次の通りです。
太陽光発電の見積もりの基本項目
- 太陽光パネル(モジュール)
- パワーコンディショナー(パワコン)
- 屋外用パワーコンディショナー用リモコン
- モニター
- ケーブル
- 取り付け工事
- 電気工事
項目の名称などは様々ですが、大体こんな感じです。
これらは基本なので、これらが入ってない場合は、適当な見積もりなので怪しく思ってもいいと思います。
会社ごとに違ってくる5つの項目
それでは、会社ごとに違ってくる項目とは何かですが、それが次の5つです。
見積もりの別資料とか箇条書きで書いてある場合も多い気がします。
見積もりで確認したいポイント
- ローンの金利
- メンテナンス費用
- 安全対策費(工事の足場代など)
- 保証の期間や内容
- 後でかかる費用(10年後など)
ローンの金利
見積もりでの合計金額だけでみた時に、少しの差だけの場合は、金利で支払額が逆転する場合があります。
太陽光パネルの設置の場合は、ソーラーローンという金利の安いローン(住宅ローンの方が安い)があるのですが、これも会社によって思いのほか違いがあるからです。
僕の場合は、大手電機屋さんが1番安い金利で0.99%と1%以下の金利でした。
あと、僕が貰った見積もりでは、100%で一括払いの合計金額だったので、ローンでの支払い合計と勘違いしないようにしましょう。
メンテナンス費用
僕が貰った見積もりでは、メンテナンス費用が別でかかる会社はありませんでした。
ただ、無料の場合でも「1・5・9年目の3回」や「1・3・9・15・20年目の5回」など、メンテナンスの回数が違ってくるので、見積もり段階で確認しておきましょう。
雪がよく降るや海が近いなどでなければ、そこまで重要視しなくてもいい気もしますが、メンテナンスをしてもらう事に損はないので、回数は多い方がいいです。
安全対策費(工事の足場代など)
家の立地や屋根の角度によって、工事する時の安全対策費が別途かかる場合があります。
僕の場合は、後で別途請求となっている会社が1社ありました。
あとで確認した時に、実は他より高くなったという事にならないように、見積もりに含まれているかを先に聞いておきましょう。
保証の期間や内容
メンテナンスと同じように、保証についても会社によって違ってきます。
特に保証の場合は、期間が10年・15年・20年と違ってくるので、これからの安心感を考えるとかなり重要です。
ちなみに、元々のメーカー保証も10~15年ぐらいは元々ついていますので、設置会社ならではの保証を確認しておきましょう。
あと、パネル(モジュール)とパワコンで保証の期間や内容が違う場合がほとんどなので、これまたややこしいです。
設置前の注意点!保険や保証をしっかり確認しよう
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後でかかる費用(10年後など)
太陽光パネル設置費用の見積もりではわからないものに、後々にかかる費用があります。
まず、確実なのは、パワコンの寿命が10~15年なので、この時に取り換えの費用がかかります。
ざっくり10~20万円ほどかかってきそうなので、電気代節約のシミュレーションにもしっかり反映させておきましょう。
親切というか伝えるべき内容だと思うので、これを説明しない会社は、見積もりや保証も怪しんだ方がいいかも知れません。
見積もり以外でも確認したいこと
最後に価格やサービス以外で確認しておきたい部分で、そもそも太陽光パネルの発電量があります。
普段の電気代の節約がメインになる場合は、勧められるがままに大きい容量を載せる必要もないかも知れません。
我が家では、5.5kWの太陽光パネルに5.5kWのパワコンなので、ほぼムダのない形になりました。
もし、パネルとパワコンとの容量に差があれば、その分がムダになる可能性もあります。
また、電気代の節約の場合は、初めの10年は蓄電池もいらないと思います。
設置費用と寿命(蓄電池は10年ほど)を考えると、節約にはなりません。
このあたりもシミュレーションをしっかりとして、目的に合わせた見積もりを貰ってから契約するようにしましょう。