自宅に太陽光パネルを設置する理由で、1番大きいのは太陽光発電での節電ですよね。
ただ、「どれぐらいの節約効果があるのか」というのは、中々わからないものです。
そのために「太陽光パネルの設置になかなか決心がつかない」という人も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは実際に太陽光発電を始めた僕が、一般家庭でのリアルな節約効果を紹介します。
改めてみると、多い時には月に約1万円安くなっていたので、僕も想像以上の結果で満足しています。
節約効果に不安のある人は、太陽光パネル設置前にでも、ぜひ参考にしてみてください。
太陽光発電で電気代が安くなる?
自宅に住宅用の太陽光パネルを設置すると、目に見えて変わってくるのが日々の電気代です。
これまでの電気代と比べて、あきらかに安くなるので、支払い明細をみるのもちょっと楽しみになったりします。
もちろん、日々の売電収入も気になるところですが、やはり節約という部分では「日常の固定費をどれだけ減らせるか」が重要です。
設置費用で損をしなければ、ほとんどの家で電気代分が安くなり、固定費の削減ができると思います。
電気使用量と節約効果は比例する
基本的に太陽光発電で節電できるのは、日の出から日の入りまでの時間帯に使用している電気代分だけになります。
というのも、発電している電気をそのまま使用することで節電しているので、発電していない時の電気代は通常通りにかかるからです。
実は僕自身も太陽光パネル設置前は、電気といえば夜というイメージがあり、節電に関してはそこまで期待していませんでした。
でも、実際に設置した後は、日中にエアコンを使う季節だと、めちゃめちゃ節電できて節約効果がかなりありました。
後で設置前と設置後の実際の電気代の違いを紹介しますが、僕の自宅では2月には電気代が50%以上も節約できました。
こどもが小さい頃など、昼間に電気を使うことが多い時ほど、太陽光発電のありがたさがわかります。
ちなみに昼間は家にいないという場合でも、売電収入がかなり上がるので問題なしです。
売電収入については、コチラの記事で紹介します。
売電額はどれくらい?5.5kwの太陽光パネルでの実例を公開
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太陽光の意外な節約効果
太陽光発電といえば、発電する事での節約効果のみがメリットとして考えられがちですが、実は他の部分でも節約効果があります。
それが「断熱効果」による節電です。
太陽光パネルが屋根の上にある事で、夏であれば屋根に当たる直射日光を和らげて、冬であれば暖房効果を逃がさない効果があります。
そうなると、エアコンに使う電気代も節電されて、電気代も節約されてきます
夏だとグリーンカーテンと合わせることで、より電気代の節約が期待できますね。
実際に節約できた電気代を紹介
太陽光発電で電気代が安くなったと聞いても「本当の事なの?」となりますよね。
そこで、今回は関西電力の「はぴeみる電」で、我が家での実際の電気代の違いを公開します。
電気代の違い
上のグラフでも分かるように、夏と冬のエアコンを使用する時が電気代が大きく変わってきます。(写真の時点では冬だけです)
11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018~2019年 | 8,202円 | 14,227円 | 18,493円 | 17,570円 | 12,831円 | 10,534円 | 8,863円 | 6,699円 | 6,974円 | 11,256円 | 7,540円 | 6,656円 |
2019~2020年 | 6,172円 | 8,441円 | 11,122円 | 7,857円 | 7,816円 | 6,085円 | 5,088円 | 4,399円 | 4,434円 | 5,669円 | 4,618円 | 4,692円 |
節約できた金額 | 2,030円 | 5,786円 | 7,371円 | 9,713円 | 5,015円 | 4,449円 | 3,775円 | 2,300円 | 2,540円 | 5,587円 | 2,922円 | 1,964円 |
僕の家だと太陽光発電を始めた11月から一気に電気代が下がってきて、2月だと約1万円も節約できました。
電気代に差があるほど売電価格は減ってきますが、むしろ10年後以降も考えると、ここの差が大きい方がお得かも知れないですね。
発電量以外の節約効果もある
太陽光発電での節約効果は、ほとんどが発電した電気の利用での節約のみと思われがちです。
でも、実は単純な節電による節約効果も大きかったりします。
太陽光発電システムの中には、もれなくモニターもついてくるのですが、そこでは次の3つが表示されます。
太陽光発電モニターの表示
- 発電量
- 売電量
- 消費量
メーカーによって表示も変わってきますが、この「消費」がポイントになります。
リアルタイムの表示なので、昼に見ると特に「せっかく発電してるのにもったいない」と思って、実際に余分に使っていた電化製品は止めたりしてました。
ほかにも、思ったより電気を使っていたヒーターなどは、ほとんど使わなくなるなど、使用する電気量をかなり意識するようになります。
あと、断熱効果で夏冬ともにエアコンの効きが良くなるのも電気代を安くする利点になっています。
そもそもの電気の消費量が減るのは、かなり節約に効果がありました。
お得に節約するためには設置する料金も大事
売電収入と設置費用の支払いが同じぐらいなら、そのまま節電できた電気代がそのままお得になります。
ただ、逆に設置費用の方が高ければ、節電分も特にお得にはならず、節約効果もあまり期待できません。
僕の場合は、売電収入と設置費用で比べると、売電収入の方が多く、節約以上にかなりのプラスです。
つまり、お得に節約するためには設置費用をどれだけ抑えられるかが重要になります。
月々の節約効果を高めるためにも、太陽光パネルの設置前にはしっかりとシミュレーションしていきましょう。