太陽光パネルは災害時の対策として持っておきたいものの1つですよね。
オール電化の家も増えているなかだと、災害時に電気が使えるかどうかは大きな違いになってきます。
実際に太陽光発電を始める理由でも、災害などでの停電対策として設置することが多いです。
とはいえ、停電時に使える電気については、どこまで使えるのかなどを知らない人も意外と多いです。
今回は災害などで停電したときの太陽光発電について紹介します。
停電対策としての太陽光発電
太陽光発電の特長は、もちろん「電気を作ること」です。
晴れた日であれば、ただそれだけで電気ができるので、今ではオール電化の一軒家だと必須レベルだと思ってます。
そんな太陽光発電で期待したい効果は、次の3つです。
太陽光発電で期待したい効果
- 電気代の節約
- 売電による収入
- 停電時の電気の使用
基本的には、やはり節約や収入という効果に期待したいというのが本音になります。
ただ、忘れてはならないのが停電時に電気が使えることです。
日常では金銭面を重視しがちですが、非常時には電気が使えることがかなり重要といえます。
そういった面でも太陽光発電は、災害時の保険の1つともいえるかもしれません。
停電のときに太陽光発電で使える電気
停電のときでも太陽光パネルがあれば、好きなだけ電気を使えると思われている人もいると思います。
僕も調べ始める前は、家中の電気が止まっても昼間なら問題ないと思ってました。
でも、太陽光発電の電気を使うのに、実際にはある程度の条件があります。
停電時の太陽光発電の使い方
太陽光発電で作った電気は、パワコンを通して家全体で使える電気に変わっていきます。
ただ、パワコンの電源自体は電気会社からの電気で動いているため、停電時にはいつも通りの働きまではしてくれません。
停電のときは家の中のパワコン(あるいは外付けパワコン)からとったコンセントでの電気供給のみとなります。
そのため、太陽光パネルを設置しただけでは、停電時に電気を使える範囲はある程度決まってきます。
停電時に太陽光発電の電気を使える条件
- 太陽光の当たっている間
- コンセントが100V仕様(エアコンは200V)
- パワコン1台で最大1500wまで
- コンセントはパワコンからとる分のみ
上記のような条件があるので、家づくりと同じでコンセントの位置は意外と重要です。
コンセントの位置は?
例えば我が家では、写真のようにブレーカーなどの横にコンセントを設置しています。
停電があった場合には、このコンセントの電源(100V仕様)のみが使えるということです。
停電のときを想定して、「何に電気を使うか」を先に考えておきましょう。
停電中にエアコンを使うには蓄電池をつけよう
先ほどの説明の通り、コンセントの電源は100V仕様なので、太陽光パネルの設置だけでは停電時にエアコンは使えません。
ただ、蓄電池と組み合わせることでエアコンが使える場合もあります。
もし、停電中にもエアコンを使いたいという場合には、蓄電池を用意しておくといいです。
必要な蓄電池は、200V仕様(大体のエアコンはこの仕様)にできるものになり、これがあればエアコンの使用もできるようになります。
なので、電気代の節約には向かないものの、本格的な停電対策をする場合は、蓄電池は必須になってくると思ってます。
オール電化の家なら太陽光発電は保険になる
太陽光パネルだけでも、昼間に使う電気はある程度は賄うことができます。
コンセントだけとはいえ、晴れていれば最低限の生活分の電気は確保できるので、それだけでもかなり助かります。
特にオール電化の家の場合は、電気が止まるとほぼ何もできない状態になってしまうので、この少し使える電気が十分な保険です。
ただ、夏冬の停電対策と考えると、エアコンを使いたい人には蓄電池も必須かもしれません。
そういう意味では、太陽光パネルだけでなく、蓄電池を導入するのもありだと思います。
実際、部屋全体の電気も賄えたりもするので、蓄電池はめちゃくちゃ魅力的です。
どちらにせよ、太陽光発電で電気を作りだせることは、もしもの時の保険としてかなり大きいです。
なので、電気代の節約以外の停電対策が気になる人にも、太陽光発電もおすすめします。
しっかり調べて、自分たちの納得のいく太陽光発電を始めていきましょう。